リンパ管は全身に張り巡らされていますが、その節々にリンパ節があり細菌感染などから体を守っています。
頸部にもたくさんのリンパ節があり、口腔や咽頭、喉頭からの細菌などの侵入に備えています。このリンパ節が炎症を起こして腫れた場合を、頸部リンパ節炎と言います。
多くは細菌感染による炎症ですが、ウイルス感染や結核などによる場合もあります。
唾液腺や導管(どうかん:唾液が出る管)の中に石(唾石)ができる疾患です。唾石は砂粒大の小さなものから数センチに及ぶものまで、大きさはいろいろです。
唾石の原因は導管の炎症や唾液の停滞、また唾液の性状の変化などです。
唾液を作る器官(唾液腺)に炎症が生じた状態で、いろいろな原因で起こります。主な原因はウイルスや細菌の感染です。ウイルス性の代表的なものとしては、流行性耳下腺炎、いわゆる「おたふくかぜ」があります。唾液腺炎を発症すると、抗菌作用、粘膜保護作用、消化作用など唾液のもつ機能が低下します。
唾液腺に生ずる腫瘍は、耳下腺に最も多く、顎下腺および小唾液腺(口腔粘膜下にある唾液腺)がこれにつぎ、舌下腺に生じることは稀です。小唾液腺や舌下腺に生じた腫瘍は口腔内に症状が現れます。
一般に唾液腺に生ずる腫瘍は良性腫瘍が多いのですが、悪性腫瘍の場合もあり、特に舌下腺に生じたものには悪性のものが多いことが知られています。
ふじむら耳鼻咽喉科
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